肝炎友の会兵庫支部(患者会)紹介

令和48月現在  (赤字は今回追加・修正箇所)



1.会の仲間

1.
兵庫県難病団体連絡協議会のメンバーの一員。(腎臓病・リュウマチ・筋無力症等で構成)
2.
日本肝臓病患者団体協議会のメンバーの一員。(各都道府県や地域での患者会で構成)  
3.
兵庫県がん患者連絡会のメンバーの一員。(各種がん患者の患者会で構成)         

2.会の活動
            

1.医療
講演会

1.難病連の他の仲間と友に,疾患別に専門の先生をお招きして医療講演会を兵庫県の
 各地で年2回、神戸市で年2回、尼崎市、姫路市、西宮市で年各1回開催します。
2.
肝臓学会の先生と肝臓病の公開講座を年2回以上開催します。
3
、自治体、医師会、病院等と医療講演会の開催を共催、あるいは後援をします。

2.冊子の
発行及び
医療
講演会の
開催案内

1.会のメンバーに冊子を年4回発行します。(1月、4月、7月、10月)
 冊子の内容
  1.医療講演会の講演内容(全国各地の講演会の講演内容の転載を含む)
  2.最新の医療と福祉のトピックス
  3.国の動き、県の動き
  4.会員の声
2.
医療講演会、患者交流会の開催予定。

3.会員の
情報連絡

1.会員の声を冊子に掲載します。
2.
患者交流会をウイルス性患者と自己免疫性患者で神戸市難病相談室で年10回行います。

4.各種
 運動

 医療
 福祉








兵庫難病団体連絡協議会,日本肝臓病患者団体協議会メンバーと共に各種運動を行います。
T.肝炎対策基本法の施行
 ○ 平成2211日から施行されました。
 ○ 肝炎対策基本法案の中で次のように国の責任を記載しています。
   「B型肝炎及びC型肝炎に係るウイルスの感染については、国の責に帰すべき事由により
   もたらされ、又はその原因が解明されていなかったことによりもたらされてものである」
 ○ 厚労省に肝炎対策推進協議会が設置され、肝炎対策の基本指針が検討・審議された。
 ○ 平成235月に肝炎対策の基本指針が作成・公布されて、平成285月に改定がされました。
 〇 令和4年3月に再度改定がされています。

U.肝炎対策の推進
肝炎対策基本指針の改正のポイント
第1肝炎の予防及び肝炎医療の推進の基本的な方向
○ 国としての肝炎対策の全体的な施策目標として、肝硬変・肝がんへの 移行者を減らすことを
  目標とし、肝がんの罹患率を出来るだけ減少させることを指標として設定する。
第2 肝炎の予防のための施策に関する事項
B型肝炎ワクチンの定期接種の実施を図る。
第3 肝炎検査の実施体制及び検査能力の向上に関 する事項
○ 職域での肝炎ウイルス検査について、地方公共団体や拠点病院等と連携し、研究班の成果
  等も踏まえ、医療保険者、事業主等関係者の理解を得ながら、その促進に取り組む。
第4 肝炎医療を提供する体制の確保に関する事項
○ 検査陽性者の受診勧奨、フォローアップの取組を一層推進する。
○ 肝疾患連携拠点病院は、地域の肝疾患の診療ネットワークの中心的な役割を果たす医療
  機関として、専門医療機関、かかりつけ医と連携しつつ、 良質な肝炎医療の環境を整備する
  よう取り組む。
○ 肝炎情報センターの基本的な役割(拠点病院等への研修、情報提供、 相談支援等、必要な
  調査や提言等)を明確にする。
○ 心身等の負担がより少ない治療が可能となったことを踏まえ、働きなが ら適切な肝炎医療を
  受けることができるよう、事業主への周知を進めるなど、肝炎患者の就労支援への取組を
  推進する。
第5 肝炎の予防及び肝炎医療に関する人材の育成 に関する事項
○ 都道府県等において、地域や職域で肝炎の普及啓発や、肝炎ウイル ス検査の受検勧奨、
  陽性者のフォローアップ等の支援を行う肝炎医療コー ディネーターなどの人材育成に取り組む。
第6 肝炎に関する調査及び 研究に関する事項
B型肝炎の創薬実用化研究等を盛り込んだ「肝炎研究10カ年戦略」に 基づく肝炎研究を一層
  推進するとともに、肝炎対策を効果的に実施できる よう各種の行政研究を進める。
第7 肝炎医療のための医薬品の研究開発の推進に 関する事項
○ 肝炎治療に係る最近の動向を踏まえ、特にB型肝炎、肝硬変の治療に係る医薬品の開発等
  に係る研究を促進する。
第8 肝炎に関する啓発及び 知識の普及並びに肝炎患者等の人権の尊重に関する事項
○ 国及び地方公共団体が連携し、関係団体の協力も得ながら、効果的な普及啓発を行う。
○ これまでの研究成果を元に、肝炎患者等に対する偏見や差別の被害の防止に向けた具体的
  な方策を検討し、取組を進める。
第9 その他肝炎対策の推進に関する重要事項
○ 肝炎から進行した肝硬変・肝がん患者に対する更なる支援の在り方について、従前の調査
  研究の結果、新たな治療法の開発状況その他の医療の状況、肝炎医療費助成や重症化予防
  事業などの施策の実施状況等を踏まえ、検討を進める。(指針案119参照)
○ 国は、都道府県に対して、地域の実情に基づき、医療関係者、患者団体等その他の関係者と
  協議のうえ、肝炎対策に係る計画、目標の設定を図るよう促す。
  
肝臓病の福祉と医療のトピックス 

福祉のトピックス
1.肝臓病の身体障害者手帳の認定基準緩和が平成2841日より実施。
(1)改定内容は下記です。

  従来はチャイルドCが適用でしたが、チャイルドBまで適用拡大されています。
  但し、90日前と後の検査で同様との縛りがあります。       

(2)チャイルドピュー分類 チャイルドA:56点 B:79点 C:1015

 1

  2

  3

肝性脳症

なし

軽度 (I・U)

昏睡(V 以上 )

腹水

なし

軽度

中等度以上

血清アルブミン値

3.5g/dl

2.83.5 g/dl

2.8g/dl未満

プロトロンビン時間

70%

4070%

40%未満

血清総ビリルビン値

2.0mg/dl未満

2.03.0mg/dl

3.0mg/dl

(3)再認定制度の導入:1年以上5年以内に再認定(チャイルドピュー分類Bの場合)
←医療の進歩があること、また医師が認定するのを容易にするために決められました。
(一般的には一度決められると、そのままになる)

(4)厚労省が作成している質疑応答の一部です。
(質疑)肝性脳症や腹水は、どの時点の状態によって 診断するのか。
(回答)肝性脳症や腹水は、治療による改善が一時的に見られることがあるが、
    再燃することも多いため、診断時において慢性化してみられる症状を評価する。

(5)自分が対象かもと思われる方へ
  主治医に申し出をしましょう。
 (チャイルドB:利尿剤や緩下剤を飲んでいるとか、リーバクトを飲んでいるとかの状態) 

 (6)身体障害者手帳交付数(緩和で2割増加)
      平成28年度から条件が緩和されています。

新規交付数

神戸

尼崎

西宮

姫路

明石

他市町

県合計

全国

平成27

24

3

3

3

24

57

1036

平成28

39

15

15

8

65

142

2515

平成29

33

14

4

10

42

103

1904

平成30

25

14

6

8

5

44

102

1808

令和1

18

11

6

7

4

36

82

1893

令和2

24

10

9

11

3

17

74

2.定期検査費用の助成が平成2941日より実施
 ウイルス性肝炎・肝硬変・肝がんで現在医療費助成を受給していない人が対象です。

(1)助成額

  対象者

助成額

住民税非課税世帯

検査費用の全額

市町村民税課税年額が235000円未満の世帯に属する者

(慢性肝炎)1回につき2000円の自己負担

(肝硬変・肝がん)1回につき3000円の自己
 負担

(2)回数令和2年4月〜毎年2回になりました。(20204月から2回に改善
(3)対象検査項目

       病状

     検査項目

慢性肝炎

血液検査、エコー

肝硬変・肝がん

血液検査、CTMRI

(4)手続き:肝硬変・肝がんの方はメリットがある。保健所に問合せて下さい。

3.ウイルス性の肝がんと重度肝硬変で下記条件に該当する場合、平成30121日より医療費助成が
  開始されています。

 条件:過去一年間に4ケ月以上入院して高額医療である場合、4ケ月目より月1万円の自己負担額とする。
     (年収370万円未満の方) 

     条件が厳し過ぎて認定者が見込数の1%程度で、条件の緩和を検討することになり、
 改定:令和34月から
     新制度で実施。
新制度:4ケ月以上入院⇒3ケ月以上入院・通院  4ケ月目⇒3ケ月目     

医療のトピックス

C
1.治療  (現時点で使用できる経口薬の薬剤を整理してみました)
(1)C1〜6型とDAA剤のSVR失敗例が対象(肝炎と代償性肝硬変)
(ハーボニー、ソホスビル+リバビリン失敗例の救済及びNS5A 領域 P32 欠失の救済は困難)

発売元

薬剤名

期間

SVR

注意事項

アッヴィ

マヴィレット

8W
12W
12W
12W
12W

99
94
99
84
98

C1C2型の肝炎
DAA剤でSVR失敗例
C1C2型の代償性肝硬変C3型肝炎・代償性肝硬変
C4C6型の肝炎・代償性肝硬変(海外データ)
腎機能障害使用可

(2)C1型 (対象は肝炎と代償性肝硬変)

発売元

薬剤名

期間

SVR

注意事項

ギリアド・サイエンシスズ

ハーボニー

12W

99

腎機能障害(eGFR30)は使用不可。

MSD

エルバスビル+グラゾプレビル

12W

96

Y93変異は93%。腎機能障害は使用可。

(3)C2 (対象:慢性肝炎と代償性肝硬変)
      尚、SVRに失敗した場合の救済は困難

発売元

薬剤名

期間

SVR

注意事項

ギリアド・サイエンシスズ

ハーボニー

12W

96

腎機能障害(eGFR30)は使用不可

2.経口剤でウイルス排除後の注意事項
〇がんの発症がある。
 IFNでウイルス排除をした人よりがんの発症率が高いのではないかと想定されています。
 ウイルス排除直ぐにがん発症の危険がある。全体的にはIFNと相違が無いと結論づけられた。
 いずれも、肝炎が進んだ人は、がん発症の危険性が免れない。  

〇悪玉コレステロール(LDL)が上昇することがある。
  C型肝炎ウイルスはコレステロールを使って増殖しており、ウイルスが排除されることで
  コレステロールが余るので、体重増加に注意が必要。

B型肝炎が再燃する場合がある。
   C型肝炎ウイルスがいるとウイルスを退治するために身体からIFNが通常より多く出ており、
  同時にB型肝炎ウイルスも抑えているが、C型肝炎ウイルスが排除されるとIFNが出なくなり
  B型肝炎ウイルスが増殖すると考えられている。(HBV-DNAALTを診ながらハーボニー治療を実施)

3.平成313月より使用可(対象は肝炎と代償性肝硬変)

会社

薬剤名

   期間

対象疾患タイプ

ギリアド・サイエンシスズ

エプクルーサ+
 リバビリン
 

24W

C1C2
経口剤が効かなかった場合の救済薬(NS5A 領域 P32 欠失の救済)

4.平成313月より使用可(対象は非代償性肝硬変

会社

薬剤名

   期間

対象疾患タイプ

ギリアド・サイエンシスズ

エプクルーサ

12W

C1C6

B
1.最近の話題
(1)ペグIFN2年間投与が保険認可されました。医療費助成もOKです。
 下記は肝臓学会のB型肝炎治療マニアルでのIFN治療に関する記載です。 
   (今までの1年間のIFN治療での実績)
 ・HBe 抗原陽性の B 型慢性肝炎に対する Peg-IFN α-2a 90μg/180μg  48 週治療による
  投与終了後 24 週時点での治療効果(HBe 抗原セロコンバージョンかつ HBV DNA 5.0 log copies/mL
   未満かつ ALT 40 U/L 以下)は、17.1%19.5%に認められた(レベル 1b、グレード A)
 ・HBe 抗原陰性の B 型慢性肝炎に対する、同上の治療効果(HBV DNA  4.3 log copies/mL 未満)は、
  37.5%37.9%に認められた。 
(2)ペグIFNの2年間投与の保険認可で、シーケンシャル治療やアドオン治療(核酸アナログ剤とペグ
  IFNの併用)が見直されると思います。
(3)発がんの抑制は、HBV-DNAが陰性化すること、e抗原が陰性化すること、更にs抗原が陰性化することです。
  そしてs抗原が陰性化すると臨床的治癒とされています。
(4)ペグIFN投与で、s抗原陰性化の可能性は長期的に見て、e抗原陽性で30%、陰性では44%と言われています。
(5)核酸アナログ製剤のエンテカビルは、s抗原量減少の効果が無い事が明らかになっている。ベムリディ
  (TAF)s抗原減少の効果は期待できないのではないかと言われている。これまで加齢と共にHBs抗原
  が1年で1%陰性化すると言われてきたが、最近そうなっていないことが分かってきた。原因は核酸アナログ
  製剤の治療だろうとのこと。
(6) HBs抗原量を下げる薬剤の治験
   siRNA(1回注射)とカプチド阻害剤(毎日服用)/ヤンセン・ファーマー)の1年間の治験が開始
   されている結果は令和3年に出て来る。   
(7)東大の消化器内科グループが発見発表(平成3010月)
  B型肝炎ウイルス(注1)の複製に重要なウイルスタンパクHBxと宿主タンパクDDB1との結合を阻害する
  薬剤の効率的なスクリーニング系を構築し、ニタゾキサニドを同定しました。
  現在B型肝炎治療に広く用いられている核酸アナログ製剤では抑えることのできないウイルスRNAの産生を
  ニタゾキサニドが抑制することを確認しました。
  今後、既存のB型肝炎治療薬では達成困難であるB型肝炎の治療目標「Functional cure」(HBs抗原陰性化)
  への展望を新たに拓くと期待されます。

 8)愛媛大学の日浅陽一教授がHBs抗原陰性化を目的とした薬剤名NASBACの経鼻投与薬の第二相試験を
   開始している。

2.新規治療薬

会社

薬剤名

効果

     備考

現在の薬剤の中で一番
効果が高いと言われている

ギリアド・サイエンシスズ

ベムリディ
(テノホビルアラフェナド)(TAF

テノホビルの改良版で骨や腎臓の安全性が有意に高い。HBs抗原量低下が実使用で検証される。

3.研究・開発・治験

内容

研究主体

備考

ウイルス排除薬

厚労省

B型肝炎創薬研究
(毎年30億円研究費)

ウイルス排除薬

海外

複数薬剤のU相試験が行われている。

肝がん 肝硬変 肝性脳症 治療新薬 検査薬
(1)肝がん治療薬 現在は根治治療(切除、穿刺療法)が困難な多発・転移性肝がんのチャイルドAに適用
分子標的薬
 ・レゴラフェニブ(スチバーガー)(バイエル)ネクサバールが効かない場合
 ・レンバチニブ(レンビマ)(エーザイ)  303月保険適用
 ・ラムシルマブ(サイラムザ)(日本イーライリ−)令和16月保険適用
   「点滴静注液100mg、同点滴静注液500mg」 がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400nb/mlの切除不能の
   肝細胞癌に適用。
 ・カボザンチニブ  2020年保険適用予定
免疫チェックポイント阻害剤
 ・ペムブロリズマブ(キートルーダー)(MSD) がんの種類を問わず、MSI検査が陽性であれば使用可 3012
免疫チェックポイント阻害剤と分子標的薬の併用治療

 テセントリク(アテゾリズマブ)とアバスチン(ベバシズマブ)の併用治療  20209月保険適用
 ・ペムブロリズマブとレンバチニブの併用治療  治験進行中
 (注:肝動脈化学塞栓療法(TACE)と併用治療で効果がある)
・カボザンチニブ(武田)がん化学療法後に増悪した切除不能の肝細胞癌にマルチキナーゼ阻害薬
  が21127日に二次治療薬として承認された。


(2)肝硬変治療薬
 ・肝性脳症 治療薬
  「リフキシマ」(一般名リファキシミン)(あすか製薬)
   腸内細菌に作用し肝性脳症の主な原因となるアンモニアの産生量を減少
   させ、肝性脳症における高アンモニア血症を改善する薬剤。
   201611月に保険適用
 ・かゆみ 治療薬
 「レミッチ:ナルフラフィン塩酸塩」(東レ 鳥居薬品)
  透析患者に適用がされていたが、20155月に肝疾患に保険適用
 ・利尿剤 治療薬
 「サムスカ:ドルパプタン」)(大塚製薬)
  うっ血性心不全や肝硬変にともなう浮腫の治療に用いる。必要な塩分は体に残し
  余分な水分だけを尿にしてとり去る作用がある。その結果、むくみが取れて体重
  が減り、体の調子ももどってきます。従来の利尿薬とは効きかたが違うので、
  単独ではなく一般的な利尿薬で効果不十分な場合に追加し併用するようにする。
   20139月に肝疾患に保険適用。
  ・こむらかえり治療薬  (大塚製薬)
   L−カルニチンが効果

  ・低亜鉛血症治療薬
     ノベルジン(酢酸亜鉛水和物) (ノーベルファーマ)
     低亜鉛血症のみならず肝性脳症にも効果  20173月保険適用
  ・血小板減少症 治療薬
      ムルプレタ(塩野義製薬)
       血小板輸血に代わる治療法。201512月に保険適用。 

(3)肝硬変検査
  M2BPGI:(シスメックス)
  血液検査で線維化を図るマーカー
  正常:1<   肝炎:1< <3   肝硬変:>3

   Fib4-index = ( 年齢 × AST ) / ( 血小板数 × √ALT) (インターネットで自動計算できます)
   1.30未満であれば肝臓の線維化の可能性が低く、1.30以上で肝臓の線維化の可能性あり、
   2.67以上で肝臓の線維化の可能性が高いとされています。Fib4-index2.67以上の全ての症例において
   肝の線維化マーカーであるM2BPGiが陽性になっています。ASTALT・血小板数の値が正常でもFib4-
   indexが高くなることがありますので注意が必要です。

肝癌・肝硬変治療薬 治験

会社

薬剤名

認可見込み

備考

興和

ペレチノイン

治験中(V相)
(現在治験は日本 で)

がん再発抑制

PRISM Pharma

PRI-724

治験中U相(九州大学病院・駒込病院・国立国際医療研究センタ)

抗線維化治療
(重度肝硬変)
ウイルス性 PBC

日東電工&BMS

BMS986263

治験中U相

抗線維化治療
(重度肝硬変)

塩野義、ロート、新潟大

ADR-001

治験中(U相)

抗線維化治療
(重度肝硬変

塩野義、新潟大学、ステムリム

レダセムチド

治験中(U相)
 

抗線維化治療
(重度肝硬変

粒子線治療

2022年4月保険認可

がん



福祉の話題
1.
身体障害者手帳の認定基準が緩和されています。
  従来はチャイルドCが対象でしたが、チャイルドBも適用になりました。
  腹水が出始めたころでアルブミンが3.5以下になってくると対象に入ってきます。
  主治医とご相談下さい。
@平成2841日から実施 (国と自治体の施策があり、医療費は自治体の施策)
A先日の肝疾患連携拠点病院の会議では、一度認められなくても繰り返し申請をして下さいと、
 座長から専門医の先生にアドバイスをされていました(兵庫)
B医師が親切に患者に勧めてくれるだろうか心配。
C等級と所得により異なる
 等級 1級・2級は医療費減される。3級は市町によって医療費減の有無が異なる。
 所得 市町村民税所得割税額23.5万円未満が対象となる。
  但し、本人、保護者及び扶養家族で、市町によって、本人のみの所得か?、保護者及び扶養
  家族を含む誰かの高い所得か?、全て合算しての所得か?、所得制限なしか4通りがある。
 兵庫県で41市町中、市町単独で3級・4級まで医療費助成をしている市町。
  (大都市の福祉が進んでおり、兵庫県人口の6〜7割になる)
 *市町単独で行っている市町
  3級まで:尼崎市、芦屋市、川西市、三田市、神戸市、明石市、播磨町、加西市、多可町
  4級まで:西宮市、宝塚市、小野市、加古川市(60歳以上)
  
   医療費は下記

外来

1医療機関・薬局等ごとに
1
600円を上限に月2回まで(1,200円まで)(同一月の3日目以降の福祉医療
 一部負担金はありません)
<低所得者の場合>(注1
1
医療機関等あたり 1400円を上限に月2回まで(800円まで)(同一月の3
 目以降の福祉医療一部負担金はありません)

入院

定率1割負担 ただし、1医療機関等あたり月額負担上限額:2,400
<低所得者の場合>
1
医療機関等あたり 月額負担上限額:1,600
連続した3カ月において入院のある場合(長期入院)、 4カ月目以降の一部負担
金の徴収なし(無料)

D 4級は相当数出るだろうが、3級までは多くないと思われる。   

   〇B型肝炎患者はチャイルドピューBが少なく、身体障害者手帳の恩恵を蒙る患者は限ら
    れます。
   〇再認定:新薬による影響を踏まえる必要があり、15年以内に再認定を求められます。

2.ウイルス性肝がん・重度肝硬変に医療費助成が実施(令和3年4月)

肝がん・重度肝硬変研究及び肝がん・重度肝硬変患者への支援のための仕組みの構築(新規)

肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業   

B型C型肝炎ウイルスに起因する肝がん・重度肝硬変患者の特徴を踏まえ、患者の医療費の負担の軽減を図りつつ、患者からの臨床データを収集し、肝がん・重度肝硬変の予後の改善や生活の質の向上、肝がんの再発の抑制などを目指した、肝がん・重度肝硬変治療にかかるガイドラインの作成など、肝がん・重度肝硬変の治療研究を促進するための仕組みを構築する。

実施主体

都道府県

対象者

B型・C型肝炎ウイルスに起因する肝がん・重度肝硬変
患者 (所得制限:年収約370万円未満※を対象)

対象医療

肝がん・重度肝硬変の通院・入院医療とし、過去1年間で高額療養費の限度額を超えた月が 3ヶ月を超えた場合に、3ヶ月目以降に高額療養費の限度額を超えた月に係る医療費に対し、公費負担を行う。

自己負担

1万円/

財源負担

国 1/2   地方 1/2 (地方:都道府県)

平成31年度予算案

14億円 (※実施時期は平成3012月〜)

3.重症化予防事業
   下記の検査費用を都道府県に請求できます。
   〇初回精密検査  但し後、検査後のフォローを行政にしていただくのを了承した方。
   〇定期検査 年2回。自己負担は肝炎は2000円、肝硬変・肝がんは3000円に決まりました。
             生活保護者は無料です。市町村民税所得割税額23.5万円未満が対象。             

B
肝特措法 通常国会に提案予定
  
〇令和31月終了予定を5年間延長、令和8年まで延長見込
  〇20年を経過した除斥の死亡・肝がん肝硬変(重度) 900万円
                          肝硬変(軽度) 600万円

5.医療
相談と
入会受付

1.難病相談室 078-322-2008 月〜金 10時〜16時  火(医療相談)13時半〜15時半(予約必要)

2.肝炎友の会 山本宗男 079-423-511419時〜21時) y235114@nifty.com         
        上記の電話及びメールで医療相談と入会受付をしています。
3.
肝疾患相談センター 兵庫医大 0798-45-6433 月〜金 912時、13時〜16

6.お知
らせ

“医者を選ぶのも寿命のうち”は私共の会の“標語”です。そして、色々な治療が
 今日現在困難であっても、1年後、2年後に可能になっているかも知れません。
 頑張りましょう


1.
自己免疫性肝疾患
  @自己免疫性肝疾患(AIH.PBC.PSC)は肝臓専門医でないと、病気の発見と治療が
    難しいようです。なかなか病状が安定しない方は、指導医の先生に診ていただく
    事をお勧めします。 
  A薬の服用は勝手に止めたり、減らしたりしないことが大切です。(特にAIH)
  BPBCはウイルス性の肝炎より食道・胃静脈瘤の進行が速いとのことで、より早く検査が必要
    です。先生は多忙であり、時には患者側から検査のお願いが必要です。
    胃と食道に静脈瘤がある場合は胃の治療→食道の治療という順序で治療をしましょう。
    反対をすると胃静脈瘤が破裂する危険性があります。

  CPBCは発がんの危険性があります。画像検査を定期的に受けて下さい。

2.
その他注意事項
  @癌、静脈瘤、肝不全の定期チェック

3..食事、運動
 ・急性期を除き、適度な運動が必要。
  @脂肪肝になると相乗効果で悪化。ウイルス増殖に中性脂肪が必要で→脂肪肝にならないこと。
  A肝硬変では、筋肉が肝臓機能を補完します。→筋肉をつけること。
 ・食事での注意。
  @肝炎の方、代償性肝硬変の方、非代償性肝硬変の方で食事が異なってきます。
    特に、非代償性肝硬変になると、綿密な食養生が必要です。
    非代償性肝硬変の方は、病院の栄養士に1対1で指導をしてもらいましょう。
    肝炎・代償性肝硬変の方は、普通食で良く、脂肪肝にならないことが大切です。
    肝硬変が進み、非代償性肝硬変に進むと、黄疸が出たりアンモニアが増加します。
    栄養士と相談してカロリーダウンを含め食事制限が必要です。
    尚、脂肪肝の原因は炭水化物と果糖の摂りすぎです。
   
  A肝硬変になると、寝る前に軽く食べる。
  B肝硬変になると、アミノ酸が減少するので、BCAA製剤(リーパクト、アミノレバン)を摂る。
   
 アルブミンが基準値(3.6以下)を切ると服薬開始が必須で保険適用がある。
    3.6以上で保険の制約で出ない場合はヘパスやアミノフール(健康食品)がある。
  C肝硬変が進むと亜鉛を摂る。(薬、健康食品から)

  Dお酒は肝硬変、肝ガンの進展因子です。禁酒が大切です。
 ・その他
  @肝硬変になると、便通を規則良く(工夫のこと)
  Aタバコは肝臓の微小循環を低下させる。禁煙が大切です。 
  B糖尿病と併病の方が多い。糖尿病の治療をしっかりしましょう。
   糖尿病の方は発がんの危険性が高いので画像検査を受けること。


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その他
T.薬害肝炎の一律救済法案の骨子  
 ・法案前文に「国の責任」と「おわび」を明記
 ・対象は「フィブリノゲン」と「第9因子製剤」による感染に限定
 ・裁判所が被害者を認定
 ・給付金は、症状に応じて4000万円〜1200万円の3段階
   追加訴訟は3年まで、追加給付(悪化)は10年間
 ・給付金支払いのため、国と製薬会社の拠出で200億円規模の基金創設
   製薬会社との和解が行われました。
 ・薬害肝炎弁護団・原告団は厚生労働省と定期協議を行う。

 薬害C型肝炎訴訟相談(フィブリノゲン・クリスマシン)  
  薬害肝炎弁護団ホットライン TEL 06-6315-9988 (平日 12時〜15時)
                     FAX 06-6315-9996  
    相談ある方は上記電話番号にTEL/FAX下さい。

U)B型肝炎訴訟
   きづがわ共同法律事務所内 
電話06-6647-0300 FAX06-6647-0302

病態等

金額

死亡・肝がん・肝硬変(重度)

3,600万円

20年の除斥期間が経過した死亡・肝がん・肝硬変(重度)

900万円

肝硬変(軽度)

2,500万円

20年の除斥期間が経過した肝硬変(軽度)

 

1)現在、肝硬変(軽度)にり患している方 など

600万円

2)(1)以外の方

300万円

慢性B型肝炎

1,250万円

20年の除斥期間が経過した慢性B型肝炎

 

1)現在、慢性B型肝炎にり患している方 など

300万円

2)(1)以外の方

150万円

無症候性キャリア

600万円

20年の除斥期間が経過した無症候性キャリア
(特定無症候性持続感染者)

50万円

のほか、上記給付金に加え、訴訟手当金として、
 訴訟等に係る
弁護士費用(上記給付金額の4に相当する額)、
 特定B型肝炎ウイルス感染者であることを確認するための検査費用を支給します。
また、特定無症候性持続感染者に対しては、
 慢性肝炎等の発症を確認するための定期検査費、
 母子感染防止のための医療費、
 世帯内感染防止のための医療費、
 定期検査手当も支給されます。
上記給付金の支給を受けた方の病態が進展した場合には、既に支給された給付金との差額分を追加給付金として支給することにしています。
なお、
この法律による給付の内容は、国と原告との間で結ばれた 基本合意書[PDF形式:713KB]に沿った内容です。

対象者条件 
@母子感染でない
 母親生存の場合
  ・母親:HBs抗原陰性かつHBc抗体陰性(又は低力価陽性)
 母親死亡の場合
  ・母親:HBs抗原陰性の検査結果があること(80歳未満の時点)
  ・年長の兄弟の内、一人でも持続感染者でない者がいること
A父子感染でない
 父親生存の場合
  ・父親:感染者の場合、父親とウイルスの型が異なること(詳細規定あり)
 父親死亡の場合
  ・特に条件は無い

@ 予防接種をしている
・生年月日が昭和1671日以降〜昭和63年ころまでのこと
・母子健康手帳か予防接種台帳に満7歳までに予防接種を受けたことを示す
 記載・記録があること。
・原告又は関係者の陳述書等により、具体的な接種状況及び母子健康手帳を提出
 することのできない事情が可能な限り合理的に説明され、原告に種痘又はBCG
 の接種痕があるとする医師の意見書があり、原告の出生時から満7歳になるまで
 の居住歴を確認することができる住民票又は戸籍の附票の写しがあり、かつ予防
 接種台帳の保存が確認された市町村に居住歴のある原告は、予防接種台帳に接種
 記録がないことを証する市町村発行の証明書があること。


3.
会員と会費

1.会員数    200
2.
会費   年3000
              (入会金1000円)
  以上  


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